昔書いた、仲田有佑のカウンセラー活動開始の人間模様!?です。 お暇な方はどうぞ(^^;) ※若かりし頃のつたない文章ですが、その頃の気持ちが直接的に表れているため、あえて原文を修正しておりません。読みづらさはご勘弁ください。 「妹が泣いたら、全てお前のせいだ」 父にそう言われて育った私は、自然にいつもこう思っていました。 「妹は僕が守らなきゃ」 6歳の頃、父も母も浮気していました。 母と知らないおじさんとスキー旅行に行った事もあったなぁ(- -;) ある日、母の浮気が父にバレて、離婚騒動に・・・妹は小さかったから母が引き取るのが確定。 そして今でも忘れられない両親の言葉 「お前はどっちに行く?」 せめて取り合って欲しかった。母親の方に行きたかった。妹とも離れたくなかった。 しかし、いつも妹に主導権を渡し、残った方を取るのが当たり前だった。 「父さんと一緒に暮らすよ」 自分で言って、自分で追い詰めた。 結局離婚はしなかった。僕は何事も無かったように、冷たい家庭で明るく振舞った。 学校ではそうも振舞えなくなり、イジメにもあうようになった。しかし、家では妹を守るいいお兄ちゃんを演じ続ける。 これは今でも同じ。妹には甘すぎるくらい甘い(娘みたいなものだ) 中学生になり、バイトを始めた。 親から独立したかった。バーで掃除をした。18だと言い張りながら。 その辺りから、勘違いしはじめる。 14歳にして月8万円程の収入と、バンドと部活での活躍が女性を引きつけるようになった。 自分はドンファンかカサノバかと思うくらいアホな子供になっていた(笑) 夢は 「結婚詐欺師か宗教家」 と豪語していた。。。。(あーほんとバカ) ある日、バーに1人の客が現れた。 その人は、勘違いした子供に恋愛心理学と宗教心理を丁寧に教えてくれた。 大学の心理学科の教授である。とーっても優秀である。もう子供はその教授の虜となった。 16から教授の研究室に入り浸り、心理学を学び続けた。 とことん、自己分析をやらされた。自分の嫌なところが山のように出てきては、それを許し、自分を好きになる事が楽しかった。 愛を知り、女の子に泣かされるようになった。宗教の大切さも知った。 ミイラ取りがミイラになるように、ひねくれた子供は、愛の大切さと人の心の素晴らしさを知った。 心理学は素晴らしい学問だった。 その後、大学は別のことがしたくなり、応用数学科に進むも中退。(その間も教授の研究所に入り浸り) 教授の勧めもあり、アメリカに心理学を学びに行く。 2年ほど後、帰国するものの、日本にはカウンセラーという職業が無い。 そもそも、心の病なんて「ノイローゼ」くらいしか認識もない。 学者になるくらいしか食べていけない業界だった。 またまた教授にご相談。教授は「サラリーマンになれ」と一言。 え?え?え?カウンセラー失格ですか!? やっぱ動きが不純だったから? とかなんとか色々考えていると、教授は「カウンセラーになりたいんだろ?」 あ、そっか・・・社会勉強をしろと、一般の人たちの心を知れと、、、 ん〜そりゃそうだな。どうせ5年くらいアメリカに遅れているわけだし。 というわけで、ソフトメーカーに勤めた。 開発、営業、サポート、何でもやった。会社を作りたかったから。そして念願の、パソコンスクールやバレエスクールなどを開業し、経営者となった。 それでも、教授の恋愛セミナーなどは、ずっと手伝っていた。その時間だけは、ありのままの自分だった。 僕が28歳になる頃、教授が他界した。ふと誰かの役に立つ事がしたいと思った。カウンセラーという仕事に憧れている自分と目が合った。(気がした) そして、土日にカウンセラーを片手間でやりはじめた。やればやるほど、パソコン関係の仕事が嫌になってきた。 久々に自己分析を開始・・・・するほどでもなかった(笑) 「えーい、やれることはやってきた。これからはやりたいことをやるぞ!!」 そしてカウンセリングルームを立ち上げた。 私は、今までの人生を悔いているわけではない。なぜなら、全てが今の自分の役に立っているからだ。 親が教えてくれた人間臭さ、同級生からのイジメ、それを親に伝えられない辛さ、若き頃の勘違い、サラリーマンの大変さ、逃避、・・そんな人の弱さが、今人間らしいと思える。 人に学ぶありがたさ、温もり、愛など感謝すべきことが、世の中には沢山あることも知った。全ての人生には、ちゃんと意味があるのだ。 心の病もそう。意味があり、必要があって、人は何かを学び続けているのだろうと思う。 ただ、辛さは短期間のうちに乗り越え、成長の糧にできるに越した事は無い。 心理カウンセリングは、その学ぶ時間を短縮する手段だと思う。 同じ人生の時間を、濃厚に生きていくことが出来る手段 なのだ。 私は、いろいろな人への感謝と、教授から受け取った(と勝手に思っている)バトンを胸に、できるだけ多くの人の成長に役立ちたいと、今心からそう思っている。 |